これは、とても多くいただくご相談の一つです。
【ご相談】
30代前半、製薬会社でMRをしています。若手の頃から「ここは成長できる環境だ」と信じて激務に耐えてきました。でも最近、先輩や上司を見ても忙しそうなだけで、正直あそこに行きたいとは思えません。MRという仕事自体の将来性も不安ですし、専門性があるわけでもないので製薬以外で働ける気もしません。頑張ってきたのに、何のために働いているのかわからなくなりました。最近は仕事が始まると涙が出てくることもあります。このままでいいのか不安です。
【坂下えみの回答】
ご相談ありがとうございます。
仕事が始まると涙が出てくる。これは、心と体が限界を伝えているサインです。まず、そのサインを無視しないでください。
そして、一つお伝えしたいことがあります。
あなたが弱いから涙が出るのではありません。これまで本当に頑張ってきたから、今この状態になっているのです。
「ここは成長できる環境だ」
この言葉を信じて、激務に耐えてきたのではないでしょうか。
若手の頃は、それでよかったのかもしれません。目の前の仕事をこなすことで精一杯で、立ち止まる余裕もなかった。
でも、ふと顔を上げたとき、先輩や上司を見て思った。
「忙しそうだけど、あそこに行きたいわけじゃない」
その瞬間、走り続ける理由がわからなくなったのではないでしょうか。
実は、これは多くの方が陥る状態です。
「成長できる」「キャリアになる」「市場価値が上がる」
こうした言葉に従って走ってきたけれど、それは誰かが決めた基準でした。
自分は何がしたいのか。どこに向かいたいのか。何を大切にしたいのか。
この問いに向き合う時間がないまま、気づけば30代になっていた。
目標がないまま走り続けると、人は必ず息切れします。涙が出るのは、その限界が来ているということです。
まず、休みましょう
「休んだら負けだ」「休んでいる場合じゃない」と思うかもしれません。
でも、休むことはサボることではありません。
休むことは、自分を立て直すための戦略です。
ガス欠の車でアクセルを踏み続けても、どこにも行けません。まず燃料を入れる必要があります。
涙が出ている今の状態で、正しい判断はできません。まず心と体を回復させること。それが最優先です。
「MRの将来性がない」「製薬以外で働けない」
たしかに、AIが出てきたり、「キャリア戦略」としては、次の道にどういくか、戦略が必要です。
全てが無駄になるわけではありません。コミュニケーション力、関係構築力、専門知識を噛み砕いて伝える力。これらは多くの仕事で求められるものです。
ただし、やみくもに転職活動をしても同じことを繰り返します。
大切なのは、まず「自分の軸」を見つけること。
何を大切にしたいのか。どんな働き方がしたいのか。何のために働くのか。
この問いに自分なりの答えを持ってから動くと、キャリアの選択肢が明確に見えてきます。
最後に、これだけは伝えさせてください。
涙が出るまで頑張れる人は、本当は強い人です。
ただ、今は方向が定まっていないだけ。エネルギーの使い方がわからなくなっているだけ。
自分の軸が見つかり、心と体が回復すれば、あなたは必ず輝けます。
メンタルラボは、脳科学と臨床心理学に基づいたプログラムで、本来のあなたの力を引き出す場所です。
まず休むこと。そして、自分の軸を見つけること。その上で、戦略的にキャリアを再構築すること。
一人で抱え込まなくて大丈夫!
あなたは、今の状態で終わる人ではありません。一緒に、次のステージへ進みましょう。
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