難関校合格後に「深海魚」へ転落してしまったらどうすればいい?「様子見」が一番危険な理由とプロの介入が必要なサイン

えみ By: えみ | Posted: 2026/01/14

難関校合格後に「深海魚」へ転落してしまったらどうすればいい?「様子見」が一番危険な理由とプロの介入が必要なサイン


こんにちは、メンタルラボ代表の坂下えみです。

「あんなに優秀で、難関校にも余裕で合格したはずなのに、入学してから成績が急降下してしまった」

「授業についていけず、やる気も失っているようだ」

せっかくの中学受験を乗り越えたあと、このようなご相談をいただくことは少なくありません。

特に進学校において、入学後に学力が低迷し、浮上できなくなってしまう状態を、俗に「深海魚」と呼ぶことがあります。親御様としては、「あんなに頑張ったのになぜ?」と焦りや不安を感じられることでしょう。

しかし、これはお子様の能力の問題だけではありません。構造的な原因と、適切な対処法さえ分かれば、必ず状況は好転します。

今日は、なぜ「深海魚」化してしまうのかというメカニズムと、そこから抜け出すための心の持ち方・戦略についてお話しします。


なぜ「深海魚」になってしまうのか? 4つのメカニズム

難関校に合格する力がありながら、入学後に躓いてしまうケースには、驚くほど共通した特徴があります。特に多いのが、「算数の苦手意識」「英語の出遅れ」「学習習慣の喪失」の3点です。

1. 「算数」から「数学」への変化についていけない

中学受験の算数は、特殊算などの「パターン認識」や「感覚」で乗り切れてしまう側面があります。しかし、中学からの数学は「論理的な積み上げ」です。元々算数が苦手だったり、感覚だけで解いてきたお子様は、抽象度が上がる代数や幾何で急に手足が出なくなることがあります。

2. 英語という「新しい敵」の出現

ここが一番の落とし穴です。最難関を受けるお子様の中には、算数・国語に全振りをし、英語を全くやってこなかったケースも多いでしょう。しかし、進学校の英語の進度は公立の2〜3倍のスピードです。

スタートラインで「英語経験者」と「未経験者」の差がついたまま授業が進むと、最初の中間テストで自信を喪失し、そこから苦手意識が固定化してしまいます。

3. 「合格=ゴール」による燃え尽き

これが最も根深い「メンタル」の問題です。

「この学校に入ればバラ色の未来が待っている」と信じて走り抜けた結果、合格した瞬間に目標を失います。そこへきて、周りは自分と同じかそれ以上に優秀な子ばかり。「自分は特別ではない」という事実に直面し、勉強する意味を見失ってしまうのです。

4. 「周りも全員、選ばれし秀才」という環境の変化:地元の小学校では常にトップクラスで、「神童」と呼ばれていたようなお子様でも、進学校に入れば「ただの一人」になります。 周りの席に座っているのは、同じように厳しい受験戦争を勝ち抜き、高い知能を持った子供たちばかりです。これまでと同じくらいの努力では、平均点すら取れないことも珍しくありません。「自分は特別に賢いわけではなかった」という現実に直面し、これまで支えにしてきたプライドや自信が崩れてしまうのです。


「深海魚」から抜け出すための処方箋

では、一度成績が低迷してしまったら、もう手遅れなのでしょうか?

決してそんなことはありません。ただし、単に「勉強しなさい」と言うだけでは逆効果です。戦略的なアプローチが必要です。

まずは「現状の受容」と「自己肯定感の回復」:成績が悪いことに対し、誰よりも傷ついているのはお子様本人です。「深海魚」と呼ばれる状態にいるお子様は、高いプライドと現状のギャップに苦しんでいます。まずは家庭を「成績を追及する場」ではなく、「どんな状態でも受け入れられる安全基地」に戻してあげてください。「勉強しなさい」の前に、「今の学校生活、何がつらい?」と耳を傾けることから始めましょう。

「一科目」一点突破で自信を取り戻す:全教科を一度に挽回するのは不可能です。まずは「一科目」だけに絞ることをお勧めします。特に正しいやり方さえ掴めば比較的短期間で成果が出やすい英語などの科目を選ぶと良いでしょう。「この科目だけはクラス平均が取れた」という小さな成功体験が、他の科目への意欲を呼び覚まします。

「比較対象」を変える:小学校時代、トップ層にいたお子様ほど、周囲との比較で苦しみます。「クラスの友達」と比べるのではなく、「昨日の自分」と比べる習慣をつけてあげてください。「順位」ではなく、「できるようになったこと」にフォーカスを変えるだけで、心の負担は大きく減ります。


焦らず、専門家と共にペースを作る

中高一貫校での6年間は、長いマラソンです。中1・中2での躓きは、長い目で見れば、修正可能な「誤差」に過ぎません。

しかし、親御様だけでお子様の学習管理とメンタルケアの両方を行うのは、親子関係が悪化する原因にもなりかねません。特に思春期のお子様は、親の言葉よりも、信頼できる第三者の言葉のほうが届きやすいものです。

もし、お子様の成績不振や、それに伴う学習意欲の低下、メンタル面でのご不安があれば、一人で抱え込まずにご相談ください。

東大薬学部からコロンビア大学大学院で臨床心理を学んだ私、坂下えみが、学習とメンタルの両面から、お子様が本来の輝きを取り戻すためのサポートをさせていただきます。

お子様の中学生活や学習に関するお悩みはメンタルラボへ

状況を整理し、お子様に合った「浮上への道筋」を一緒に考えましょう。



東大薬学部→コロンビア大学で臨床心理を学んだ代表えみがお悩みにお答えします>メンタルラボ相談チャット






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