自殺したい。でも生きたい。葛藤している方へ。

太郎 By: 太郎 | Posted: 2023/12/28

先日、以下のX(旧Twitter)への投稿を見た。
https://x.com/Y7002819741725/status/1738844283061600711?s=20

投稿者さんがホームセンターで落ち込んでいたところ、店員さんから声をかけられ30分間会話し、「もう少し楽しんでから人生を終えてもいい」という言葉に励まされ、もう少し生きてみようと思ったというものだ。

この店員さんは、葛藤し苦しんでいる投稿者さんに気づき、声をかけ、話をじっくり聴き、最後にアドバイスをしてる。これは、まさにゲートキーパーという役目だったのだろう。

厚生労働省は、ゲートキーパーを自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、言わば「命の門番」とも位置付けられる人のこと。と定義している。(1)

他方、死にたい人は生きたいという気持ちと葛藤している。つまり覚悟の上ではないこと指摘する識者もいる。(2)

以上踏まえ、ゲートキーパーの定義に従い、今回のXの投稿に登場する店員さんの行動を見てみると、

気づき:店員が大泣きしている方に気づき
声かけ:声をかけ
傾聴:30分しっかり話を聞き
整理:問題整理し
必要な支援:もうちょっと楽しんでから人生を終えるのもアリじゃない?というアドバイスした

そして、投稿者さんを社会につなぎとめた。
この二人に会話が生まれたからこその結果である。

ここから私の経験談になるが、
このXを見た後、私は、自殺した友人を思い出した。
高校1年の時、私の友人は自殺した。彼は一人でこの世を去ったため、その理由は私には分からない。
彼の祭壇の近くには、恋人や友人等訪れた人々の声がノートに書かれていた。私はその場でただ立ち尽くし、ペンを握ることさえできなかった。

彼は、目立つタイプではなかったが、ユーモアがあり非常にセンスが良く魅力的な人物だった。中学時代、母子家庭だった彼は母親と祖母を亡くし、古い木造の平屋で一人暮らしとなった。突然一人になった彼は、皆と同じように高校へ進学し友人や恋人と過ごしていたが、やがて私たちの元を去った。

今になって思うことは、Xの投稿の店員さんのように私や他の人間がゲートキーパーになれていれば、結果は違ったものになっていたのではないかということ。

このページを見た葛藤し苦しんでいる方がいたら、ぜひ相談していただきたい。まずは話しましょう!


脚注:
(1)厚生労働省ホームページhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/gatekeeper_index.html
(2)つながりからみた自殺予防 / 太刀川弘和

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