【うつPLUS 〜うつ経験者が語る〜2】

wanwan By: wanwan | Posted: 2021/09/08


こんにちは。wanwanと申します。今回より私のうつの経験~復活までの道のりを数回にわけて、書かせていただきます。


私、wanwanは4年前うつと診断され、商社営業職を2か月休職後、復職、症状により仕事をコントロールしながら継続、そして、現在では従来通り、営業職の仕事、生活を取り戻しております。


第1話 まさかオレがうつになるなんて


 私は商社の営業職で当時34歳でした。普段から活発に動き回り、人付き合いも多いほうで、週に2~3回は飲み歩いており、時には朝方になり、そのまま出社したりといった、どちらかというと不摂生な生活をしておりました。さらに、体を鍛えることが日課で外出しない日は自宅で仕事を終え夕食後、夜中に自重筋トレをやっていました。0時から2時くらいかけてやり、そのあと入浴、床につくのは3時とか4時くらいでした。そして、6時半、7時に起床し出社するという生活を28歳くらいから続けておりました。2017年10月のとある日ことでした。いつも通り筋トレをこなし、入浴し、床につきましたが、いつになく、寝付き悪く、そうこうしているうちに日の出を迎え、一睡もできず、朝となりました。こんな経験ははじめてで、寝付きは悪い日は当然、経験はありましたが、全く寝付けないということはありませんでした。その日は「こんなこともあるんだなぁ」くらいに思っていました。その次の夜、昨日寝てないこともあり、さすがに疲労を感じており、日課の筋トレはせず、入浴を早く済ませ、床につきました。ですが、また、寝付きが悪く、また、一睡もできず朝を迎えてしまったのです。「これはちょっとキツイな」と思い、少し、外を散歩し、頭をリフレッシュさせてから出社しました。そして、その夜さすがに寝られるだろうと思い、さらに早く床につきました。しかし、また、寝られないのです。今度は寝ることをやめ、ずっと、なんで寝られないんだろうと考えていました。そうこうしているうちに朝を迎え、体は今まで感じたことのない極限状態となっていました。唾液は出ない、動悸、疲労感、無気力、、、。こんな感じでした。さすがにヤバいと思い、周りの人に相談してみました。が、みんな「人間いつかは、寝られるでしょ」「どれくらい寝られずいけるかやってみてよ」とかそんな感じでした。自分自身は緊急事態でしたが...。

そして、その夜は頭の中がパニック状態となっており、今日寝られなかったらホントにやばいという思いがなかなか抜けず結局寝付くことはできませんでした。もう、自分は無気力で抜け殻のようになっており、午前中は仕事は休み、心療内科を受診しました。診断結果は不眠症とのことでとりあえず寝たほうが良いということになり、睡眠導入剤を処方してもらい、1週間様子をみましょうとなりました。しかし、寝られたり寝れなかったりで仕事も手につかなくなってきていました。次の受診時には抗不安薬も処方され、先生からは「とりあえず、余計なことは考えすぎず、寝ることに集中して」「あなたはそんなに異常な状態ではないので、そんなに気にせず生活をすれば大丈夫だよ」といった声をかけてもらいました。さらに1週間様子をみるということとなりました。しかし、体調は変わらず、睡眠も変わらずといったところでした。仕事もさらに手がつかなくなりミスをするようになり、自分が情けなく感じるようになりました。体調は最悪で動悸、疲労感、ひどい口の渇き、食欲不信、集中力低下といった感じで、自律神経が暴走して常に交感神経優位の状態となっていました。わかりやすくいえば常に緊張状態という感じでしょうか。気づけばこの原因不明の症状から1ヶ月が経過しており、とうとう心療内科で不眠症~うつ状態となっていると診断されることになりました。心療内科の先生からは仕事はどうしますか?と聞かれ、迷っていた自分を見ていた先生は「休んだほうが回復は早いですよ」と声をかけてくれ、休職することとしました。こうして、2017年11月末~うつとの付き合いが始まったのです。


~つづく~


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